2017-06-19

「僕はラブソングを歌うよ」

東京に出る前、色んな先輩から東京に出るべきか否かのアドバイスをもらいました。
その折、ある曲を聴いていただいた先輩の言葉が、僕の胸に突き刺さりました。そのトゲはずっと刺さったままで、僕はどうにも理解出来ず、当時実は反発さえしていたのです。

結局僕は東京での音楽生活を選んだわけなのですが、月日は流れ、僕がその先輩と同年代になった今、やっと理解出来ました。
僕の思いも、先輩の思いも、実は普遍に存在し得るテーマだったんだと。

反社会
恋愛

「年を取ると素直に恋愛を歌えなくなる。
社会派を悪いとは言わないが、つまりはそういうことだ。」

枯れていく心を
青く保ち続け
反社会も恋愛も
そのどちらも歌い続けることが
どれほど難しいことか

僕に教えてくれたのです。

その先輩は今も青臭く
ラブソングを歌い続けています。

ファンの皆さんが今も会場に足を運んでくださる。
何より、それが証しです。

天神の先輩へ、
ありがとうございます。

邑本真司

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