その折、ある曲を聴いていただいた先輩の言葉が、僕の胸に突き刺さりました。そのトゲはずっと刺さったままで、僕はどうにも理解出来ず、当時実は反発さえしていたのです。
結局僕は東京での音楽生活を選んだわけなのですが、月日は流れ、僕がその先輩と同年代になった今、やっと理解出来ました。
僕の思いも、先輩の思いも、実は普遍に存在し得るテーマだったんだと。
反社会
恋愛
「年を取ると素直に恋愛を歌えなくなる。
社会派を悪いとは言わないが、つまりはそういうことだ。」
枯れていく心を
青く保ち続け
反社会も恋愛も
そのどちらも歌い続けることが
どれほど難しいことか
僕に教えてくれたのです。
その先輩は今も青臭く
ラブソングを歌い続けています。
ファンの皆さんが今も会場に足を運んでくださる。
何より、それが証しです。
天神の先輩へ、
ありがとうございます。
邑本真司
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