歩くのが好きな僕だけど、先日は雨降りだったので電車を利用。車内奥に進んだところで、イマドキなママに連れられた小さな男の子がちょこんと座席から窓の外を眺めてる。ふと気配を感じたのか、僕と目があった瞬間、何かしらお互いにびびっと来るものがあって意気投合。
ママが気を使ってくれて、運良く隣の席に座れたのだけど、途端に彼はお気に入りの新幹線を取り出し、僕の腕を線路に見立ててガタンゴトンと。その様子があまりにも可愛くてさ。
「この新幹線の中にもコビトいるんだぜ、知ってる?窓から君のこと見てるんだよ。」
彼は更にグイングインと僕の腕を暴走。どうやらこの線路、気に入ってもらったようだ。
男の子は夢や想像の世界では何しろ親分だからね。僕も小さな頃こんなだったのかな。
彼と一緒に「シンカーンセーンーー!!!」と盛り上がっていたら、あっという間に目的駅に到着。
心洗われたひとときをありがとう、坊や!
コビトたちはきっと乗り物酔いしたことだろう。